『古事記伝』完成

<江戸学トピック>
◆寛政10年(1798)6月13日、国学者本居宣長が『古事記伝』全44巻の執筆を終えました。完成までにはなんと30年以上もかかったという『古事記』の注釈書。「私古事記伝も、当月十三日全部四十四巻卒業、草稿本書立申候、明和四年より書はじめ三十二年にして終申候」(本居宣長記念館ホームページより)と書簡で喜びを伝えています。