種痘館誕生。江戸検まで130日。

<江戸学トピック>
文久元年(1861)6月26日、幕府は江戸の町々に種痘(1796年ジェンナーが発明した疱瘡の予防接種)券を配布、種痘接種をすすめました。江戸時代、疱瘡(天然痘)はしばしば流行していましたが、嘉永元年(1848)に長崎にもたらされ、江戸では83人の蘭方医によって、安政5年(1858)に神田お玉が池に種痘館が創設。しだいに幕府も種痘を奨励するようになり、万延元年(1860)、種痘館を官営にしました。