格高制導入

<今日の江戸学トピック>
天保4年(1833)12月27日、三河田原藩年寄役渡辺崋山が財政改革の一環として格高制を導入。従来の家柄に基づく家禄に対して、格高制とは役職に基づく職能給をベースにしたもので、封建的な俸禄制度のもとでは画期的なもの。財政事情が厳しいため、家格よりも個人の能力を評価する仕組みを作りました。崋山はのち幕府に批判し、蛮社の獄で捕らえられ、自刃します。