“スナバ県”知事が新戦略。

<今日のニュース>
◆“スナバ県”の知事が新戦略。
 鳥取県知事・平井伸治は「世界で初めてロボットの公務員、ロボてなしを期待したい」、「鳥取県は今でもセブンイレブンはない」とコメント。人型ロボットPepperが鳥取県の宣伝部長に任命された。平井知事はスターバックス鳥取県に無かったことを逆手にとった駄洒落で話題を呼んだ。東京・港区、とっとり・おかやま新橋館でPepperは名産のスイカを紹介。開発元のSoftBankグループは時給1500円でロボット人材派遣サービスを開始。
◆日本人の人口 最大の減少 参院「1票の格差」拡大。
 総務省が今年1月現在の住民基本台帳を元に全国の人口をまとめたところ、日本人は1億2616万6576人で去年よりも27万人あまり減って、調査を始めた昭和43年以降最大の減少となった。年齢別人口は0歳から14歳の「年少人口」が12.93%、15歳から64歳の「生産年齢人口」が61.17%でいずれも記録開始の平成6年以降最低となった一方、65歳以上の「老年人口」は25.90%と過去となり、初めて年少人口の2倍を超えた。また、この住民基本台帳に基づく参議院のいわゆる「1票の格差」は最大4.782倍となり格差が拡大していることがわかった。

<7月1日生まれの先人の言葉>
◆阪田 三吉(将棋)
 ・健康を維持していくには、毎日同じように食べていてはよくない。一週間のうち一日だけ好きなものを腹いっぱい食べ、あとの六日は腹八分目にしておくのが体によい。
阪田三吉記念室http://jinken-fureai.jp/?page_id=105
 堺市の中心部,市役所のある堺東駅付近から南に2kmほど行くと、右写真の「堺市立人権ふれあいセンター」がある。七階建の立派なビルで、生活・人権相談室、教育・進路相談室や図書・閲覧室,生涯学習ホールなどがあり、いわゆる同和問題の解決・根絶のための市の総合施設である。この七階に「舳松(へのまつ)人権歴史館」があり、その一画に「阪田三吉記念室」がある。
 以前舳松村と呼ばれたこの辺りは、被差別部落として知られていた地域らしい。阪田三吉もここの出身である。被差別部落の人々の日々の暮らし、仕事など劣悪な環境の事や、受けた差別の事、そして舳松村の部落解放運動の歴史等について分かりやすく展示し、このような差別を根絶することを訴えている。そして、歴史館の手前に「阪田三吉記念室」がある。小じんまりした空間で、写真右下のように、二面の壁面に写真やアニメ映像による物語ビデオ、将棋盤・駒などの遺品、賞状や"馬"と書いた珍しい書などが展示されている。貴重なものが展示されてはいるが、あの"王将"で知られる有名人にしては質・量ともひどく物足りない気がした。そして、彼の人生や人物像を知るにもアニメ映像だけでは少し寂しい。しかし阪田三吉という人は読み書きができなかったということ、被差別部落出身者としての差別的な扱いを受けていたことを考えると、人の言い伝えの他には十分な資料がなかったのかも知れない。
 
◆獅子 文六(作家)
 ・一流の人物というのは、ユーモアのセンスを必ず持つ。