大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで。入谷朝顔市。

江戸東京博物館では昨日5日(火)から8月28日(日)まで「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」を開催。葛飾北斎の肉筆浮世絵「天狗図」をはじめ、江戸時代の妖怪絵も多数展示。時に不気味、時にユーモラスな姿は夏向きですね。まさに、古くから日本で愛されてきた妖怪、すなわち〝異界への畏れの形〟の表現の展開を、縄文時代土偶から、平安・鎌倉時代の地獄絵、中世の絵巻、江戸時代の浮世絵、そして現代の「妖怪ウォッチ」まで、国宝・重要文化財を含む一級の美術品で紹介されている。
◆夏の風物詩の一つである東京・入谷朝顔まつり(朝顔市)は今年も今日6日から7・8日までの3日間開催される。この朝顔まつりは、入谷鬼子母神を中心として言問通りに120軒の朝顔業者と100軒の露店(縁日)が並び、毎年40万人の人出で賑わっているそうである。江戸時代から夏の風物詩として江戸っ子に親しまれてきた朝顔。時代を超えて、江戸の夏が感じられる三日間である。
・由来・・・この入谷の朝顔が有名になったのは江戸末期の文化・文政の頃だそうである。最初は御徒町の下級武士、御徒目付の間で盛んに栽培されていたものが、御徒町の発展と江戸幕府の崩壊に伴い、入谷に居た十数件の植木屋が造るようになった。その出来栄えが大変素晴らしかったので、明治中期になり、往来止めをしたり、木戸銭を取って見せるほど有名になった。入谷田圃の土が朝顔造りに適していたこともあるが、当時流行しました朝顔と言うのは、「変わり咲き」で、朝顔の花が、桔梗の花のように咲いたり、牡丹の花のように咲いたり、二重に咲いたりして、花粉の交配によって色々な花を咲かせる事ができたので、最盛期には一千種類もの朝顔があり、変化にとんだ花を咲かせ楽しませてくれたからだそうだ。

<参考>「ふらここの花畑」(http://d.hatena.ne.jp/hana2699/)園芸・植物の記録。