おとなり日記『mkの日記(2012-11-04) 次の選挙の争点とは』より ・・・今こそ政策論争が。

○『第3極とやらが必要なのかが明確でない感じがしているのは私だけだろうか。猫の目のように総理が変わり続けながらもなにも変わらないと感じているのは私だけだろうか。これだけ総理が変わっても、世の中が変わらないのは日本の社会がそれなりに安定していることの証であることも現実であるが。気がつくと生活保護世帯は増加の一歩、少子高齢化は確実に進行し介護要の老人は増加し、身の回りの高齢者がなくなり空き家が増えている。ニュースでは、日本の電機産業の大企業が巨額の赤字を計上しつつあり、地元から大企業の工場が無くなっていく。自民党から民主党に変わっても、総理が頻繁に変わってもこの流れは変わらない。グローバル化が進行した結果、日本国内だけではどうしようもない状況が確実に存在する。今、日本国民にあるのは漠然たる将来への不安なのだろうか。この不安に答えるために政治ができることは、選挙という手段であるが、目的が政権交代にあるだけで課題に対する解決には優先度が置かれていない。国民の信を問うと主張するならば、党派や政治家に対する信任ではなく政策に対する信任のはずだ。守れなかったマニュフェストに懲りたのかだれもマニフェストを出そうとはせず、選挙の実施だけを声高に主張する。結局、選挙で問うほどの簡潔な課題が存在せず、様々な主張が交錯しているだけだ。私たちはどの課題に対して投票するんだろうか。』
 アメリカ大統領選でと同様に、4年毎に必ず訪れることがわかっているからこそ、政策の論争や実施が可能かもしれない。4年という間隔が妥当か問うかは別にして単年度中長期的な施策が可能となるはずだ。しかし、今の民主党政権には3人目の首相であり、流れがない。本当に国民に信を問う以前であろう。しかしながら、今日本が求めているのは、少子高齢化グローバル化という単年度単位の課題ではない。さらにデフレにしても。首相交代で方針転換の民主党。政党の体をなしていない。中長期的な政権を作って欲しい。解散では荷ア、政策論争が求められている。

○11月10日寺島さん発言骨子。
ワシントンポストの「日本の没落」特集。政治の混迷、活力の衰退、成功システムの反作用、近隣諸国とのやらなくていい摩擦。ジャパンアズナンバーワンのエズラ・ボーゲルも登場。英語で読め。どう反論できるか。
習近平の中国。農村下放、田舎役人、離婚、という経歴。5度の米国体験という知米・親米派。改革開放をどう見ているか、どういう価値観か。13億人の中国の共産党は8200万人、国際世論の人権批判。中国で「シンガポールモデル」が話題になっている。建前は民主化大統領制、87議席のうち81議席が与党。実態はリクワンユーの開発独裁国家。中国共産党象徴天皇制論もある。臨界点。何でこの巨大国家を束ねていくか
・日本。「いつ民主化するか」という問い、天皇制。イギリス王室の存在、「穏健なる保守」に落ち着いた。右傾化、第3極は右翼再編。笑顔のファシズムの登場。戦後民主主義アメリカは「対話と協調」のオバマを選んだ。21世紀の価値観か。日本もひとかどの存在に!