帰ってきた二人の大リーガー(?)の来年は。

◆松坂、9年ぶりの日本球界復帰も「自信ある」
 米大リーグのメッツからフリーエージェント(FA)となり、ソフトバンク入団が決まった松坂大輔投手が5日、福岡市内のホテルで記者会見し、「みなさんの期待も感じるし、それに応える自信もある。不安もあるがプレーしていく中で打ち消していけたらいい」と抱負を語った。3年契約で、年俸総額12億円プラス出来高払い。背番号「18」、9年ぶりの日本球界復帰となる。

◆中島が入団会見「優勝するため来た」
 3年ぶりに日本球界へ復帰する中島裕之内野手が5日、ほっともっとフィールド神戸で入団会見に臨み「オリックスには優勝するために来ているので、少しでも力になれるように一生懸命やりたい」と意気込んだ。球団幹部によると、3年契約で総額12億円。米大リーグ出場を果たせず、古巣の西武や阪神からもラブコールを受けた中、地元関西から復活を目指す。「パ・リーグでずっとやっていたので、ちょっとでも慣れているところがいい」と説明し、少年時代にバッテリーを組んだ山崎勝己捕手から誘われたのも大きかったという。

<今日のニュース>
◆円相場1ドル120円台に 7年4ヶ月ぶりの水準。
 東京外国為替市場で、円相場が一時1ドル120円台となった。前日のニューヨークで円売りが加速したことを受けたもので、およそ7年4ヶ月ぶりの水準。急速に進む円安に、市場からは懸念の声も上がっている。
 東京・台東区アメ横商店街にも円安で値上げの波に直面している。輸入食材価格が値上がりし、中身の量を減らして対応しているが、店の利益を減らして対応しているとのこと。来年以降もカップ麺や冷凍食品の値上げが進むという。ニッセイ基礎研究所の斎藤は「為替の影響はだいたい半年かかると言われていて、今の影響は来年の春以降に出る。円安は進み家電製品なども値上がりする。」と話した。

寝台特急北斗星” 来年3月で廃止。
 上野から札幌を結ぶ寝台特急北斗星」が来年3月で廃止される見通しとなった。JR東日本JR北海道が廃止の方針を固めたもので、定期運行を続ける最後のブルートレインだったが、客車の老朽化や航空路線の影響で乗車率が6割ほどに落ち込んでいた。

<今日の記念館>
土井晩翠記念館(晩翠草堂)http://www.sentabi.jp/guidebook/attractions/view/86
 詩人、英文学者として有名な土井晩翠の旧邸跡。晩翠は第二高等学校(現在の東北大学教養学部)教授を退官して、晩年までここで過ごした。青葉通に面した入口には、「天地有情」と刻まれた自然石が立っている。土井晩翠は、明治4(1871)年仙台市北鍛冶町に生まれ、本名を土井林吉(つちい・りんきち)という。います。晩翠の自宅は太平洋戦争の空襲で三万冊の蔵書とともに焼けてしまった。それを見かねた晩翠の弟子たちがお金を集めてつくってくれたという曰くつきの家である。30歳から母校仙台第二高等学校の教授であり、優れた教育者であった晩翠の影響力を象徴する出来事といってよいだろう。
 土井晩翠1871年に生まれ、1952年に82歳でその生涯を閉じた。昭和24年初めての仙台市名誉市民に、また昭和25年に詩人として初めて文化勲章を受け、昭和27(1952)年、82歳で死去した
 東北学院の教師として赴任した島崎藤村は失意の中で仙台に住み、本を多読し、その自然にすっかり癒されて生まれ変わった。晩藤時代といわれた2人の自由詩の巨人と仙台の縁は深い。