憲法96条は安易に改正すべきではない。日本の骨格はかえるべきではない。
最近憲法改正問題が自民党や維新の会あたりから今回の参議院選挙の争点にされているようである。制定経過で、日本の敗戦に伴い現在の日本の憲法を確保したために、安易に議論されており感が否めない。でも、憲法はにほんの骨格であり、両議院の3分の2の発議で、憲法改正案を国民投票するという考え方はそのままにすべきである。過半数にしたら、いつでも改正することができてしまう。極端な話、毎回憲法を変えてしまうことになり、まさに、日本の骨格が亡くなってしまう。そんな危険性をはらむ96条改正論議である。
ただ、法解釈で対応している第9条問題は議論する余地はある。別に戦争を賛成するものではないが、集団的自衛権は必要ではないかと思う。特に昨今の北朝鮮の状況をみると、尚更その思いが強くなる。日米安保はあっても、日本の国は日本が守るべきであるという考えはある。でも、現政権の考える国防軍の議論は少子高齢社会を迎えるこれからの日本では徴兵制を招く結果が予見される。これはいかがかなものだろうか。国民的議論をすべきかも。
毎日新聞夕刊（10日）には、特集ワイドに「憲法９６条改正に異議あり」、改革派からも「正道じゃない」と言う見出し記事があり、慶応大学で憲法学が専門の小林節教授が「９６条改正はむちゃくちゃ」と批判している。また、北海道新聞では河野洋平元衆院議長が改憲論議に物申す、「世界の主流をいく憲法の精神。どこが不自由なのか」と持論を述べている。いろいろな議論はあっても良いが、まず、96条改正だけは絶対に反対である。
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そういえば 今日は日露戦争の日本海大戦で活躍した秋山真之の誕生日である。そして、第二次大戦の敗戦を予告し、否なる事態になってもアメリカと戦争をすべきではないと述べ、この世を去っている。まさに、日本の姿を予測した軍人であったといえよう。別に戦争に賛美を送るつもりはない。彼は、日本が近代国家へと歩み始めた明治時代、伊予国・松山から、前のみを見つめ、明治と言う時代の坂を上っていった一人である。
（4月12日生まれの偉人）
◆秋山 真之（あきやま さねゆき、旧字体：秋山 眞之、慶応4年3月20日（1868年4月12日） - 大正7年（1918年）2月4日）は、大日本帝国海軍の軍人。最終階級は海軍中将。幼名は淳五郎（じゅんごろう）。三兄は「日本騎兵の父」と云われた陸軍大将の秋山好古、次兄は朝鮮京城電気重役の岡正矣。
「日本騎兵の父」と呼ばれた秋山好古の実弟であり、「秋山兄弟」としても有名。さらに正岡子規とも親交があり、その文才も高く評価された。日露海戦旅順閉塞戦での「舷々相摩ス……」、 日本海海戦での「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」、そして、「古人曰ク勝テ兜ノ緒ヲ閉メヨト」で結ばれる「連合艦隊解散の辞」も、秋山真之の起草といわれる。
日本海軍史上きっての戦略家といわれる秋山真之は、海軍兵学校を首席で卒業（第17期）。 日清戦争には砲艦筑紫の航海士として参加し、戦後アメリカに留学してマハン大佐の薫陶をうけ、米西戦争（1898年）では観戦武官を務めた。 米・英駐在の三年間に海軍の戦略・戦術・戦務の三概念を具体化し、帰国後海軍大学校教官となり普及させた。1903年（明治36年）12月、第一艦隊兼連合艦隊参謀、日露海戦全期間を通じて連合艦隊の作戦主任を務める。旅順に停泊する太平洋艦隊に対する閉塞作戦バルチック艦隊に対する大回頭（俗にいう東郷ターン）及び丁字戦法七段構えの三段からの攻撃計画などを提案し、日本海海戦では敵艦隊を殲滅し日本海軍を圧倒的な勝利に導く。連合艦隊司令長官東郷平八郎は、真之を「智謀湧くが如し」と称え、上官たちも彼の頭脳の優秀さには舌を巻き、ほとんどの作戦を彼に一任していたという。
日露戦争後は「三笠」副長、「秋津洲」、「音羽」、「橋立」、「出雲」、「伊吹」と各艦長を務める。第一艦隊参謀長、海軍大学校教官、 1914年（大正3年）海軍省軍務局長となり、1916年軍令部出仕（欧米出張）、のち第2水雷戦隊司令官、将官会議議員。 第一次大戦では艦隊の地中海派遣を推進した。
1917年（大正6年）中将となるが健康が優れず待命仰付。翌年1918年2月、51歳の若さで逝去する。
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中国の海洋戦略にどう対処すべきか http://d.hatena.ne.jp/asin/4829505362
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