故・ネルソン・マンデラ氏、生誕の日。

◆今日は故・ネルソン・マンデラ氏、1918年7月18日生誕の日。彼は南アフリカアパルトヘイト(非白人を対象とした人種隔離政策)撤廃のために活動したカリスマ的指導者である。マンデラ氏は、国家反逆罪に問われて27年もの間、獄中で暮すも自らの信念を決してまげることなく、アパルトヘイトと闘い、民衆と世論を動かし隔離政策を撤廃した偉人である。1993年にノーベル平和賞を受賞したマンデラ氏の活動は、世界中のミュージシャンからも大きな支持を得ました。1984年、イギリスのスカ・バンド、スペシャルAKAは、「Nelson Mandela」と題したプロテスト・ソングを発表。マンデラ氏を支援する国際的なアンセムとなった。
 1989年、獄中にありながら当時のデクラーク大統領との話し合いが実現。そして90年、71歳の時に釈放。白人政権と交渉を重ね、ついに1991年アパルトヘイトは撤廃された。そして今から20年前、94年にはマンデラ氏は国民の圧倒的な支持を受けて南アフリカ大統領に選ばれた。ネルソン・マンデラの自伝を映画化した『マンデラ 自由への長い道』(5月24日公開)では、あまり知られていない幼少期から青年期、そして大統領就任までが詳細に描かれている。その後彼は、1期5年間の任期を務め、サッカーワールドカップの招致に携わり、2010年に悲願だったアフリカ大陸での初開催が実現させた。ネルソンは大統領に就任し、民族和解・協調を呼びかけ、アパルトヘイト体制下での白人・黒人との対立や格差の是正、黒人間の対立の解消、経済不況からの回復として復興開発計画などを実施した。2013年12月5日ヨハネスバーグの自宅で95年の生涯を閉じた。

<今日の出来事>
・マレーシア機”撃墜” 298人死亡 窮地のプーチン…苦しい弁明。マレーシア航空機墜落について、ウクライナは親ロシア派による撃墜だと主張、国家調査委員会を設置した。一方ロシアは責任はウクライナ側にあると明言した。ブラックボックスの情報の解明が待たれるが、インターファクス通信によるとブラックボックスを回収した親ロシア派幹部は「ロシア国内に送る」としているという。マレーシア航空は、調査権限はウクライナ側にあると指摘している。16日にロシアへの制裁を強化してばかりだったアメリカも現地に専門家を派遣することを表明、CNNによると地対空ミサイルをレーダーが捉えていたという。墜落したのは民間機だが、現場周辺では親ロシア派の武装勢力が分離・独立を求めウクライナ軍との戦闘が続いていた。政府は親ロシア派によるテロ行為と断定したが、親ロシア派のボロダイ首相は「意図を持った挑発」だとしている。しかしこれまでにウクライナ軍の輸送機や戦闘機が親ロシア派によって撃墜されており、親ロシア派は自走式地対空ミサイル「ブーク」を手に入れていた(イタルタス通信より)。

<今日のトラックバック>「雨の七夕」http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20140707/p1
集団的自衛権“大筋合意” 。政府が勝手に改憲できるの?これで良いのか。 『寅さん記念館』。昨日も雨。まさに梅雨本番。結局、週末農業はできず。」http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20140629/p1


<本の紹介>
ネルソン・マンデラ http://d.hatena.ne.jp/asin/4624112040
・もうひとつのノーベル平和賞―平和を紡ぐ1000人の女性たち http://d.hatena.ne.jp/asin/4906605540