亀井氏が著書を出版、『晋三よ! 国滅ぼしたもうことなかれ』。小沢代表「社会保障や雇用など暮らしを守るための政策について国民の判断を仰ぐべき」小泉進次郎氏は与党自民党でいながら解散に万歳をしなかった。まさに、これからの社会保障、雇用はどうなるのであろうか。

◆12月14日投票の総選挙に出馬する亀井静香衆院議員が11月28日に著書を出す。亀井氏が22日、自身のホームページで明かした。題は『晋三よ! 国滅ぼしたもうことなかれ〜傘張り浪人決起する〜』、版元はメディア・パル。
 亀井氏のホームページ内「視点・論点」は第二次安倍内閣の解散を「大義のない解散」と位置付け、次のようなメッセージを掲載している。「消費税10%の先送りは国民にとって有り難い話だ。それを理由にしてGDPが民間予想を遙かに下回り消費が落ち込み、年末の資金繰りが大変な時に解散など本来許されることではない。安倍総理大義なき決断は彼を弟のように思ってきた私にとって残念でならない」その上で、「私は安倍政権の進める政策にだいぶ前より大きな懸念を感じ、総理及び菅官房長官に直接忠告してきた。このまま沈み行く日本を見過ごすわけにはいかない。手遅れになる前に決起しなければならない」と出版の動機を記している。

◆生活の党の小沢代表「社会保障や雇用など暮らしを守るための政策について国民の判断を仰ぐべき」 盛岡市で記者会見し、衆議院の解散について「大義名分はなく、解散権の乱用だ」と批判したうえで、選挙では社会保障や雇用など暮らしを守るための政策について国民の判断を仰ぐべきだという考えを示しました。この中で生活の党の小沢代表は「今回の衆議院の解散は『党利党略』ではなく、安倍総理大臣の思惑で行われた『個利個略』による大義名分のないもので、解散権の乱用だ」と批判しました。そのうえで小沢氏は「今の安倍政権は、社会保障や雇用などに関して国民の生活を支えていたセーフティーネットを規制改革という名の下にどんどん壊しているのが現状だ。国民には何としても、この選挙を通じて、安倍政権の政治や経済の運営にノーを投じてほしい」と述べ、衆議院選挙では社会保障や雇用など暮らしを守るための政策について国民の判断を仰ぐべきだという考えを示した。

 二人の政治家を支持するわけではないが、今回の選挙はなんだろうか。そして、国民の生活はどうなんだろうか。これから日本はどうなるのであろうか。少子高齢国日本、円安、所得ともあがらず、年金も減る。社会保障に使われず、公共投資へ。財政赤字の拡大。いずれ倒産?まして、議員定数の削減ができない国会。みずからの歳費を半減するぐらいの心意気が大事。まさに、身を切る改革が必要ではないか。いつ変わる、政治屋集団から、政治家に。

小泉進次郎氏は与党自民党でいながら解散に万歳をしなかった。
 夕刊フジの記事によれば、「小泉進次郎氏は与党自民党でいながら万歳をしなかった理由を記者団にこう語った。「多くの国民は解散を『今じゃない』と冷めている。国民が解散の大義を感じていないのに万歳している姿は、余計に国民との心の距離を生むんじゃないか」こうした進次郎氏に対し、自民党内から批判が噴出した。
 「世論調査で解散反対が多いから、それに乗ったポピュリズムだ。安倍晋三首相の決断を支持していないのか。これは厳重注意モノだ」(自民党町村派幹部)。「パフォーマンスだ。野党時代なら少々暴れても許されるが、いまは与党。もう少し自覚してほしい」(自民党中堅)
 だが、被災地・岩手県自民党若手県議は真っ向から反論する。進次郎氏は「復興がライフワーク」と公言し、大震災が風化しつつある中でも通い詰め、彼ら若手議員らと接触してきた。
 「私たちは進次郎さんに拍手を送りました。被災地の人々の多くは解散に疑問を持っています。特に、仮設住宅で暮らす住民は『もう4回目の年越しだ』『選挙をやる時間があるなら復興は?』という思いです。進次郎さんは被災者の本音を受け止めてくれる。だから、あの行動(=万歳をしない)をしてくれたんです」
 今回の選挙戦で、進次郎氏は応援要請が党内でもトップクラスだ。一見、その姿は颯爽として華やかだが、実は、彼が応援に呼ばれるのは自民党候補が厳しい選挙区が多い。それだけに、進次郎氏は誰よりも「自民党への批判やいまの逆風」を実感するのである。進次郎氏が今回、「万歳三唱している場合か」と行動したのは、いまの世論が選挙に対して抱いている批判と限りない本音といえる。それを自民党が軽視していると、思わぬしっぺ返しを食うことにならないか。」と。

◆通算959日 (787日間継続中)

<本の紹介>
・誰も書かなかった自民党: 総理の登竜門「青年局」の研究 (新潮新書)
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・敗者の論理「粛清」。七回読み勉強法の実践。本日連続750日達成。
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