明日から仕事。

◆週末ごとの実家はつかれるものである。親の介護と農業。おいていく親を見るにつけ、精神的に苦痛である。もっとしっかりしてほしいと願うのは、こどもこころか?

◆『“違憲論”で広がる波紋 安保法制の行方は?』82015年6月14日放送 8:00 - 9:54 TBS「サンデーモーニング」より)
 安保法制について厳しい声が上がっている。7日に新宿で自民党谷垣禎一幹事長が演説。「帰れ」という声がかけられた。4日の衆院憲法審査会で3人の憲法学者が揃って安保法案を違憲とした。早稲田大学の長谷部恭男教授は「圧倒的多数の憲法学者がこれは憲法上許されないと考えているはず」と述べた。反対を呼びかけた憲法学者らによるWebサイトには12日午後10時時点で226名の憲法研究者が反対している。9日に政府は「これまでの憲法解釈との論理的整合性は保たれている」との見解を示している。また同じ自民党内からも村上誠一郎元行革担当相は「解釈を変えることで捻じ曲げることができれば、憲法は完全に有名無実化する」と語った。
 10日の衆院特別委で民主党辻元清美議員は「違憲じゃないとしている憲法学者をいっぱい挙げてください」と菅義偉官房長官につめよった。4日に菅義偉官房長官憲法審査会終了後に、「違憲じゃないという著名な憲法学者もたくさんいます」と発言したしたためだ。菅官房長官は辻元議員に対して「例えば百地先生(日大教授)だとか長尾先生(中央大名誉教授)、安保法制懇の中の西先生もいる」と語った。辻元議員は事前に伝えてあるのでもっと挙げてほしいと言うと菅官房長官は数ではないと述べた。11日の衆院憲法審査会で高村正彦自民党副総裁は、「違憲との批判はまったく当たらないと改めて強調したい。憲法の番人は最高裁判所であって憲法学者ではない」と述べた。民主党枝野幸男幹事長は「憲法は権力が守らなければならない基本中の基本となる法。その解釈を専門家の指摘を無視して一方的に都合よく変更する姿勢は法の支配の対極そのもの」と述べた。12日、日本記者クラブ亀井静香氏は「じじいだからと言ってこういうときに黙っているわけにはいかん」と語った。
 12日、日本記者クラブで会見した自民党要職関係者ら安保法制について批判。亀井静香自民党政調会長は「必ず戦死者が出る。戦闘行為をやって戦死者が出るのは当たり前。」と述べた。山崎拓自民党幹事長は「武器使用・武力行使をやり戦闘行為をやると明らかに憲法違反」と述べた。自民党内には8月後半まで国会会期を延長する案も出ている。
 姜尚中は「キーワードは憲法の番人。ドイツなんか憲法裁判所がある。一般論として憲法について合憲・違憲を判断をくだせる。日本では個別に訴訟して原告が的確か判断するというかたちになる。砂川判決のときは、最高裁は安保問題はなじまないと。つまり司法にはなじまないと言っている。」と述べた。砂川事件について解説。砂川事件最高裁判決は1959年。判決文の中では「自国の平和と安全を維持し、その存立を全うするために必要な自衛の措置をとりうる」としている。これを安倍総理高村正彦副総裁は集団的自衛権行使容認の根拠のひとつとしている。しかし、砂川事件の争点は米軍の駐留が憲法違反かどうかだ。野党側は「論理の一部をつまみ食いしている」と批判している。姜尚中は「最高裁はなじまないとして立法機関に投げ返している。 憲法の番人は事実上は内閣法制局だったと思う。歴代の内閣法制局長官違憲としてきた」と述べた。
 幸田真音は「安倍さんが安全保障のことを問題提起したことは良いと思う。ショックだったのは自衛隊員の自殺の話。これが通ったとして誰が行くの?どこへ行くの?誰が送り出すの?自衛隊であり、我々国民でしょ。違憲という見方がある中で、映画アメリカン・スナイパーであったように紛争地帯に送り込まれる人のケアを考えなければならない」と述べた。田中優子は「憲法99条に天皇と大臣と議員、公務員が尊重して擁護しなければならないと書いてある。国会議員は自分たちが何を守れるのか自分の行動が違憲にならないか考えなければならない。専門家の違憲も聞かなかればならない。合憲と言うなら憲法学者同士で議論していただきたい」と述べた。西崎文子は「憲法の根幹である主権在民、平和主義、基本的人権。ここに関わる問題を今崩そうとしている。憲法の番人は誰か。国民が基本的にはそうなんですが、制度的には色々仕組みがあって。裁判所もある程度役割があり、内閣法制局があり。公の人・国会議員というのは憲法に縛れれているというのが大前提です。なぜ急ぐのか。安倍首相がアメリカの議会の演説で約束してしまっているというのがあると思う」と語った。岸井は「この国会で成立させるのか焦点。砂川事件は、一審で違憲と出てアメリカが焦った。日本政府に圧力かけた。高裁を飛ばして最高裁に持ってった。でも最高裁は判断を避けた。それを根拠に持ってくること自体が破綻している」と語った。

<今日のニュース>
◆「原爆の図」 米 首都で初展示 原爆投下から70年。
 原爆投下後の広島や長崎の惨状を描いた「原爆の図」が首都ワシントンで初めて展示された。展示されたのは原爆の図6点で、原爆の投下から70年となる今年、核兵器の廃絶を訴えようと埼玉県にある美術館から貸し出された。中には広島で被曝したアメリカ兵の捕虜を描いた作品も含まれている。
◆韓国内で感染者145人に拡大 MERS 釜山で初の死者。
 MERSの感染拡大が続く韓国で、釜山で初の死者が出た。これまで感染者が集中していたソウルから400km以上離れていて、政府に緊張が走った。MERSは145人、死者は15人になっている。

<今日6月14日生まれの先人の言葉>
●山形有朋(政治家)
 ・わしは一介の武弁である。(武弁=軍人)
 ・弱い羊だけが群がっている世の中など嫌だ。虎の寝そべっている野辺を突き進め。
 ・憲政は欧米人の特有にあらず、わが憲政の前途多望なり。
藤沢秀行囲碁
 ・碁の神様がわかっているのが100だとしたら、私にわかっているのは、せいぜい5か6か、あるいはもっと下です。
杉原輝雄(プロゴルフ)
 ・人間、夢と欲があるから努力するのとちゃうか。
椎名誠(作家)
 ・文章は格闘技だと思う。書いているときは体もくたくたに疲れるけれど、全身で勝負しなければ、小手先では勝てないんです。
 ・男は安心したり、満足していると、黙ってしまうものですよ。